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2007年12月05日

虐待、老人ホームでの暴力・ケンカ・性的虐待

こないだ、我がホームでは「虐待」が問題となりました。カンファレンスの項目にあがったのですが、何が「虐待」なのかをカンファレンスしました。

事の発端は、入浴を拒否する利用者を入浴させる時に起こった光景でした。我がホームでは、職員や利用者に暴力を振るう利用者がおられます。前々から、この方のケアは問題にあがっていましたが、この日の入浴で職員に暴力を振るった時に職員がその利用者の手をピシッと叩いたのが発端です。

「何が虐待か?」その日の入浴での行為は虐待である。しかし、この方に入浴してもらう事はとても難しい事である。では、何が虐待で、何が虐待でないか?

その線引きをします。実際にあった実情二つを挙げて話し合いました。入浴での光景は虐待。二度と行ってはいけない行為であると。しかし以前、ご自分の便を持って歩いていた時、強引にトイレに連れて行き、陰部洗浄、衣類の着脱、手洗いを強要したことがあった。これは、虐待ではないと。

一体何が違うのか?ご自分の便を持ち歩いていたときの光景は、その便から感染症等を引き起こし、他の利用者様にも迷惑がかかる危険性があり、急を要した。本人の意思とへ別に、陰部洗浄や衣類の着替え、手洗いを強要したが、他の利用者を守る義務もあった。攻撃を受けても、攻撃を加えなかった。風呂場での光景は、相手を威嚇するものであり、攻撃を加えた。ケアにはならない。勿論、入浴してもらわなくてはならない状況が呼んだ出来事で責めているのではなく、今後、虐待についての情報の共有をはかるのが目的。

難しい議題だったと思います。勿論答えが出た訳は勿論なく、攻撃を加えられた時の対応を少し明確にしたという話です。

このカンファレンスの後、同じような光景が生まれました。今度は、自分の身に降り掛かった出来事です。

後輩から、「あのう、鈴木さんがうんこを持って歩いているんですけど、声かけしても怒って聞かないんです。」とヘルプの要請を受けました。

カンファレンスで話し合った事を実際に行う場面が生まれました。我々職員は、どう対応して行くのでしょうか?


後輩と私で、鈴木さんのケアにあたります。まずトイレにお連れします。それはもう、拉致されたぐらいの騒ぎようです。手には多量の便がついており、その手を私がしっかりと持ち、後輩がズボンの着脱を試みました。上手く行かず、手洗いさえ出来ない状態。「風呂場に連れて行こう。」二人で声を掛け合い、お風呂場まで誘導します。

私の手を振り払い、私と後輩に攻撃を仕掛けてきます。「うん。そうだね。嫌だね。」興奮を和らげるような声かけを行いますが、暴力は収まりません。強引に服を脱がせ、陰部洗浄を行います。鈴木さんの手が、私の口を殴りました。その手には多量の便が付いており、口の中に何やら固形物が入ってきました。しかし、介助を途中で止める訳に行かず、鈴木さんが落ち着くまで陰部洗浄を行いました。

やっと鈴木さんが落ち着いて、普通の入浴介助に切り替えると、うがいをする事が出来ました。その間、息は鼻から吸えず口で呼吸をしていました。その物体の味と香りを感じる事が怖かったのです。しかし、自分の意志とは関係なく、口の中の感覚は感じてしまうのでした。

その固形物、唾液と混ざると溶ける性質があるようで、口の中で溶けて行くのでした。まるでキャラメルのように....

味や香りは分かりませんでしたが、その感触は今でもよ~く覚えています。鈴木さんは、入浴前には大暴れしますが、入浴が終わってしまえば温和になられます。今までの光景が嘘のように食堂でお茶を飲まれています。

あっという間に、私の固形物誤飲事件は広まり、休憩時間の喫煙場で「御愁傷様でした。」と他の職員から言われました。一緒にケアを行った後輩は、東京の大都会の真ん中にいる様な美形の顔立ちです。そんな後輩が煙草を吸っていると「お前の腕になんかついているぞ。」他の職員から突っ込まれます。「うおっ!」そう発言する彼女の腕には、鈴木さんとの格闘の傷跡が残っています。彼女の上着の片側は茶色く染まっているのでした。

うんこを食べても、便まみれになっても、利用者に攻撃を加える事なくケアを行う事が出来ました。しかし、これが虐待ではない保証は何処にもありません。何が虐待で、何が虐待ではないか?

我々は、嫌がる人にケアと言う隠れ蓑で入浴を強要した事は間違えのない事実であり、それが正しいのか、間違えなのか、答えは分かりません。

怒濤の様な光景の後、和気あいあいな雰囲気に触れながら現場に戻ります。オスバン液につけられた職員の上着を後にして.....

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投稿者: 日時: 2007年12月05日 07:53 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

虐待、老人ホームでの暴力・ケンカ・性的虐待を最後までお読下さいましてありがとうございます。
用語解説

・ショートステイ
介護を行う家族が休養、病気などで一時的に介護が困難になった場合に、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどで一週間程度預かってもらい、介護の負担を軽くすることを目的にしたもの。
・通所介護
一般的に「デイサービス」と呼ばれ、在宅で介護を受けている人が、日帰りで施設サービスを利用すること。行き帰りの送迎や食事、入浴、レクレーションや機能訓練を受けることもできる
・特別養護老人ホーム
「介護老人福祉施設」とも呼ばれ常に介護を必要とする要介護度1以上の人が入所する施設。かかる費用としては平均月5万4000円と安価だが、入所待ち期間が2~3年で主に相部屋(現在は個室化が進んでいる)での入所生活を送ることになる。
・認知症
一度獲得した知能が、後天的に脳や身体疾患を原因として慢性的に低下をきたした状態で、社会生活、家庭生活に影響を及ぼす状態と定義されている。認知症をきたす疾患としては、アルツハイマー型が40数パーセントと最も多く、これに脳血管性型が30数パーセントで、この二つをあわせて、認知症の80% を占めている。認知症の約10%に、ホルモン異常やうつ病、中毒、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫といった早期に治療すれば治る可能性のある可逆性のものが含まれている。以前は痴呆症と呼ばれていた。

あ 悪性関節リウマチ  悪性腫瘍  アクティブ80ヘルスプラン  アセスメント  アニマル・セラピー  アルツハイマー型老年認知症(痴呆)  安楽死  医学的リハビリテーション  育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律  移送サービス  遺族年金  一級ホームヘルパー  一般型特定施設入居者生活介護  医療費  医療保険制度  インフォームド・コンセント  うつ病  運動療法  エアマット  NPO  MRSA  嚥下障害  音楽療法  オンブズマン制度  か 介護給付  介護記録  介護サービス計画  介護支援専門員  介護実習・普及センター  介護付有料老人ホーム(一般型)  介護付有料老人ホーム(外部サービス利用型)  介護認定審査会  介護福祉士  介助扶助  介護報酬  介護保険  介護保険施設  介護保険の第1号被保険者  介護保険の第2号被保険者  介護保険法  介護保険法の改正  介護予防  介護予防サービス  介護療養型医療施設  介護老人保健施設  介護老人福祉施設  疥癬  改訂長谷川式簡易知能評価スケール  外部サービス利用型特定施設入居者生活介護  かかりつけ医  核家族  仮性認知症(痴呆)  片麻痺(片まひ)  加齢  看護師  関節リウマチ  きざみ食  義肢  義肢装具士  ギャッチベッド  QOL  虚弱高齢者  居宅介護サービス費  居宅介護支援  居宅介護支援事業者  居宅介護住宅改修費  居宅介護福祉用具購入費  居宅サービス計画  居宅サービス事業者  居宅療養管理指導  緊急通報装置給付貸与事業  グループホーム  車いす  ケアカンファレンス  ケア付マンション  ケアハウス  ケアプラン  ケアマネジャー  ケアマネジメント  経管栄養  軽費老人ホーム  ケースワーカー  健康型有料老人ホーム  言語聴覚士  見当識障害  高額介護サービス費  後期老年人口  高血圧症  膠原病  拘縮  高齢社会  高齢者虐待  「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定 建築物の建築の促進に関する法律」  高齢者世帯  高齢者総合相談センター  高齢者の居住の安定確保に関する法律  高齢者向け優良賃貸住宅  誤嚥  誤嚥性肺炎  国民生活センター  骨粗鬆症  ゴールドプラン21  コレクティブハウジング  さ 在宅医療  在宅介護  在宅介護支援センター  在宅酸素療法  在宅療養支援診療所  作業療法  作業療法士  施設サービス  施設サービス計画  市町村特別給付  失見当識  失語症  指定介護療養型医療施設  指定介護老人福祉施設  指定居宅介護支援事業者  シニア住宅  視能訓練士  社会福祉士  社会福祉主事  社会福祉法  社会保障  住宅型有料老人ホーム  巡回型ホームヘルプサービス  小規模生活単位型指定介護老人福祉施設  食事介護  褥瘡  ショートステイ  初老期認知症(痴呆)  シルバーハウジング  心筋梗塞  人口肛門  人工透析  寝食分離  心臓ペースメーカー  心不全  生活支援ハウス  生活保護  清拭  成年後見制度  政府管掌健康保険  世界保健機関  切迫性尿失禁  せん妄  前立腺肥大症  足浴  ソーシャルワーカー  措置制度  た 第一種社会福祉事業  第二種社会福祉事業  ターミナルケア  短期入所生活介護  短期入所療養介護  地域型支援センター  地域ケア会議  地域包括支援センター  痴呆  チームケア  中心静脈栄養  通所介護  通所リハビリテーション  痛風  デイケア  デイサービス  電動車いす  糖尿病  動脈硬化症  特定施設入居者生活介護  特別養護老人ホーム  な ナイト・ケア  日常生活動作  日常生活用具給付等事業  入浴介助  尿失禁  認知症(痴呆)  認知症高齢者  認知症高齢者グループホーム  認知症対応型共同生活介護  寝たきり老人  脳血管障害  脳血管性認知症(痴呆)  脳梗塞  脳出血  ノーマライゼーション  は 徘徊  徘徊感知機器  配食サービス  廃用症候群  8020運動  バリアフリー  日和見感染症  腹圧性尿失禁  福祉事務所  福祉人材センター  福祉用具  平均寿命  訪問介護  訪問看護  訪問入浴介護  訪問リハビリテーション  保健所  歩行器  ホスピス  補装具  ホームヘルパー  ボランティア  ま まだら認知症(痴呆)  ミキサー食  民間介護保険  や 有料老人ホーム  有料老人ホーム協会  ユニットケア  ユニバーサルデザイン  要介護状態  要介護度  要介護認定  要支援状態  予防給付  ら 理学療法  理学療法士  リバースモーゲージ  リハビリテーション  留置カテーテル  流動食  寮母  療養病床  老化  老人クラブ  老人性白内障  老人性認知症疾患療養病棟  老人福祉施設  老人福祉センター  老人福祉法  老人ホーム 

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