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2007年12月05日

介護ヘルパーさんへの嫌がらせ、激務、いじめ体験談

Gさんは私に、何を訴えたかったのでしょうか?毎日、毎日、嫌がらせと思えるような行動が続きました。しかし、私に対するその行動は無くなったように感じました。その変わり、夜勤者にターゲットは変わったようでした。

日中、以前のような行動が少なくなったように思います。トイレにお連れすれば、トイレで排泄をして下さるし、嫌がらせのような事はなくなりました。

Gさんは、リハビリにとても意欲をお持ちで、入浴介助の時に少し心が通じた感がありました。お風呂が大好きで、毎日のように、「俺今日は、お風呂の日だよね?」そう、スタッフに問いかけます。Gさんの入浴日を把握してないスタッフは、一日中Gさんにお風呂入れてよコールに悩まされるのです。

私は、入浴介助が大好きなのです。そもそも私自身がお風呂好きで、そのリラックスした雰囲気が自分にはかけがえのない物です。

普段話せないことを、入浴の場では話をすることが出来ました。Gさんと、女性の話で盛り上がったことがあります。なんとGさん、千人切りの経験をお持ちだそうです。よくアオカンもしたと聞きました。私が、「なぜアオカンなのですか?」と尋ねると、ホテル代が、勿体なかったからだと教えてくれました。ごもっともな意見のような、そうでないような、それでも得意気に女性経験を語るGさんと、少しだけ距離が近くなった気がしました。

昼の顔と夜の顔。Gさんの行動は、夜になるとエスカレートし始めたように思います。昼間は、職員が3~5名ほどいます。ナースコールを鳴らしたところで、全員が対応してくれるわけではありません。日勤の職員も、Gさんの行動になれてきて、声かけだけで対応し、本当の欲求の時を見分ける対応をし出しました。今までは、欲求全てを受け入れて来ようとしました。しかし、それでは1日Gさんだけに掛かり切りになってしまいます。いったん受け止めて、後で対応する方法で対処したのです。

良かったのは、Gさん対応で業務がおろそかになることが無くなったと言うこと。悪かったのは、Gさんのストレスが溜まってしまったことでした。

本当に、一日中欲求を口にしている方で、「散歩に連れてけよ!」そう訴えられると、だれか連れてい?くれる人を見つけるまでずっと「散歩に連れてって!」を連呼しています。しかし、職員全員が同じ対応をするので、スキが無くなったのでしょう。自分のわがままを、わがまま通りに欲求できなくなった事を、夜勤者に発散するようになったのです。

夜勤者は、1人です。夜の職員は、1人しかいないのです。他には、管理人も施設長も守衛をいません。夜勤者1人だけで、ホームを見るのです。

我がホームの夜勤は、徘徊する人が居るので、結構大変です。対して大きくない施設を見回ると、2~3人の入居者様とすれ違います。各居室をノックして回る方、鏡に向かって自分と喧嘩している方、トイレのゴミ箱に排尿している方、夜はまた違った顔を見せるのです。

夜間のオムツ交換。徘徊者の対応。朝食の準備。そこにGさんのナースコールが来ると、何も出来なくなってしまうのです。ナースコールでの訴えは、だいたいが起こしてくれという物でした。夜勤者が起こして、車いすにトランスすると、Gさんの行動が始まります。

何をすれば、夜勤者が一番困るか?それは、業務を止めること。昼間に訴えを聞いて貰えない欲求は、ここで発散されるようになりました。エレベーターの管理会社へ通じる警報ボタンを押して、警備員を呼んでしまう。他の居室が荒らされる。職員の持ち物が盗まれる。夜勤者が困ると言うことなら何でもあれという感じでした。

日勤帯では、大人しくし、夜になるとそのストレスを発散する。そのような行動が毎日続いたようです。大声を出して、他の入居者を威嚇し、トイレに入っている人が居たら電気を消してしまう。まるで、小学生の頃に、相手にしてもらいたくてやってしまう悪戯のようでした。

しかし、ある朝出社すると、窓ガラスが割られていました。Gさんが、自分のパンチで割ってしまったようです。だんだん、Gさんの行動がおかしくなっていきました。薄ら笑いを浮かべ、女性職員に対して性的嫌がらせをするようになったり、物を壊したり、他の御入居を威嚇したり、だんだんエスカレートし始めたように思います。

破壊行動。女性職員に対する性的悪戯。他の入居者様への威嚇。Gさんの本当の訴えは、どこにあるのでしょうか?

ホーム内の備品を壊されていることと、現在までの行動の経過を会社へ報告すると、カンファレンスを命じられました。Gさんの行動、Gさんからのリサーチ、職員の考え、今後の対応。これらを、会社の上の人間を交えて話し合うことになりました。

事実として上がったことは、
お茶を何十杯も飲むと言うこと。カロリー制限で、他の物は飲めないが、お茶ならいいだろうと、職員の動きを止めるほどのお茶の要求。
トイレに行きたいと訴えられるが、トイレで排泄はなく、ベッドに戻ってからパンツを脱いで排尿される。(その際、俺の勝ちだと言う言動)
ナースコールを頻繁に押す。なぜ?と言う質問に対して、お前を困らせてやるため。と言う言動。
尿とりパッドを外さないで欲しいという、職員の声かけに耳を傾けようとしない。
ナースコール対応せずにいると、階段から飛び降りれば、お前は困るだろ?と言う言動。
お前は、使用人だから。と言う言動。
問題なのは、やはり階段から飛び降りると言われたことです。備品を壊すことや、排泄、ナースコール、これは、会社の考え的にも、職員でなんとかフォローしてくれよという所で、やはり怪我をされたり、命を落とされては、いけません。「お前は、困るだろ?」と言うことは、Gさんは我々職員がどうすれば困ることを見抜いているんです。職員一人一人を、見抜いている人なんだと思います。スキがあれば、やられてしまう。職員側にも落ち度はあると思います。そのスキがあること。テキストからでは、到底対処の仕方が解らない方でした。

会社のサポートスタッフが、Gさんに問いかけると、「俺の頭がおかしいんだ。この手が勝手にやってしまうんだ。」「職員のことはみんな好きだけど、俺が色々悪戯したから怒っているんだ。」「俺は、女が好きだ。これも病気なんだ。桜井さんのおっぱいを触っちまった。でも、もうしない。絶対にしない。」「悪いことをしたのだから、罰があって当然だ。」そんなことを話したそうです。

その人が、偉い人だと言うことが解ったのだと思われます。Gさんが言った罰と言うのは、階段から飛び降りると言う発言をしたことで、会社が居室を変えることを提案したからでした。

職員が集まり、サポートスタッフと会社の上の人間を交え、カンファレンスが始まります。まずは、職員がそれぞれ、Gさんをどう考えてるか?を聞かれます。

寂しさがあり、自分を上手く表現出来ない人
子供(幼稚)みたいな人
性格が異常なのではないか?(元気なときから、そう言う気質があり、理性によって押さえられていた部分。)
職員に精神的な混乱を与え、ストレス発散しているように思う。
仕事一筋で来た人なので、遊ぶ事がなかったのではないか?
そんな意見がありました。こうして改めて職員の考えを聞くと、随分と色々な意見があることに気づきます。私の場合は、そのストレス発散の一番最初のターゲットになったと思われ、他の職員から、あれは酷かった。と言われました。男としてのプライドがあるのなら、そこを引き裂こうとする感じだったよね。当時リーダー補佐の人からそう言われ、「プライドを引き裂かれて前に進めないようじゃ、この仕事は出来ないと思います。でも、どう進んで良いかが解らなかった。」私は、そう発言しました。

外から見ると、気さくに見え、一見接しやすいように思えるGさんですが、接したときにその難しさを思い知らされると、誰もが思っていたようです。事実、夜勤の職員が出社拒否症になっていました。私は、この気持ちが分かりました。我々は、ヘルパーであるが、ヘルパーであると同時に1人の人間である。入居者に対して、サービスを提供するのが、我々の仕事です。介護だけではなく、ホテルマンのようなサービスも同時求められるのです。しかし、そこを逆手にとって、サービスしろ!サービス。そう欲求されて、人間がどういう真理になるか、とても複雑な思いがします。それは、もう、心の中では、怒りの感情が渦巻いています。しかし、それを表に出したとき、Gさんの言葉を借りれば、『負け』になります。その闘いは、心に大きな負担をかけるので、ホームに行くのが嫌になります。その気持ち、とてもよく解りました。

サポートスタッフを含めると、とても話は進みます。トンネルの中で、出口の見つけ方を教えてくれるような、そんな感じを受けました。今、職員が行える事は何か?性格的な物が大きいので、難しいと思うが、何が考えられるか?そう話をまとめました。

会社のサポートとしては、やはり居室を変える事を最優先し、そのメリットを語りました。居室を一階に移せば、飛び降りるという危険性が少なくなる。一階には、必ず1人職員が居るのだから、Gさんと接する機会も増し、欲求は弱まるのではないか?このまま、ホームの上の階に居られて、本当に飛び降り事故が発生したときのことも含め、居室の移動を行った方が良いのではないか?そう語られました。そして、心療内科のカウンセリングを行い、その中から心が、穏やかに、多少でも今の状態から回避できたら。そのように付け加えられ、カンファレンスは終了しました。

Gさんとの闘いは、まだ続いています。しかし、本気で接すれば、いつかは解る物です。現在、職員が人事異動になって、知らない顔が増えたことに不安を感じているようです。その不安から、永礼盟を頼る事がある気がします。自分がつぶれない為に、少し距離を置き、全てを受容せず、必要なことだけを行っています。そして、入浴介助の時には、「わはは。わはは。」と、色々な話で盛り上がっています。訪問リハビリがあれば、今日の調子はどうだったかお聞きし、話に乗ってくれば、入浴で体がほぐれたところで私がお手伝いさせていただく。そんな対応をさせていただいています。

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投稿者: 日時: 2007年12月05日 05:54 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

介護ヘルパーさんへの嫌がらせ、激務、いじめ体験談を最後までお読下さいましてありがとうございます。
用語解説

・ショートステイ
介護を行う家族が休養、病気などで一時的に介護が困難になった場合に、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどで一週間程度預かってもらい、介護の負担を軽くすることを目的にしたもの。
・通所介護
一般的に「デイサービス」と呼ばれ、在宅で介護を受けている人が、日帰りで施設サービスを利用すること。行き帰りの送迎や食事、入浴、レクレーションや機能訓練を受けることもできる
・特別養護老人ホーム
「介護老人福祉施設」とも呼ばれ常に介護を必要とする要介護度1以上の人が入所する施設。かかる費用としては平均月5万4000円と安価だが、入所待ち期間が2~3年で主に相部屋(現在は個室化が進んでいる)での入所生活を送ることになる。
・認知症
一度獲得した知能が、後天的に脳や身体疾患を原因として慢性的に低下をきたした状態で、社会生活、家庭生活に影響を及ぼす状態と定義されている。認知症をきたす疾患としては、アルツハイマー型が40数パーセントと最も多く、これに脳血管性型が30数パーセントで、この二つをあわせて、認知症の80% を占めている。認知症の約10%に、ホルモン異常やうつ病、中毒、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫といった早期に治療すれば治る可能性のある可逆性のものが含まれている。以前は痴呆症と呼ばれていた。

あ 悪性関節リウマチ  悪性腫瘍  アクティブ80ヘルスプラン  アセスメント  アニマル・セラピー  アルツハイマー型老年認知症(痴呆)  安楽死  医学的リハビリテーション  育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律  移送サービス  遺族年金  一級ホームヘルパー  一般型特定施設入居者生活介護  医療費  医療保険制度  インフォームド・コンセント  うつ病  運動療法  エアマット  NPO  MRSA  嚥下障害  音楽療法  オンブズマン制度  か 介護給付  介護記録  介護サービス計画  介護支援専門員  介護実習・普及センター  介護付有料老人ホーム(一般型)  介護付有料老人ホーム(外部サービス利用型)  介護認定審査会  介護福祉士  介助扶助  介護報酬  介護保険  介護保険施設  介護保険の第1号被保険者  介護保険の第2号被保険者  介護保険法  介護保険法の改正  介護予防  介護予防サービス  介護療養型医療施設  介護老人保健施設  介護老人福祉施設  疥癬  改訂長谷川式簡易知能評価スケール  外部サービス利用型特定施設入居者生活介護  かかりつけ医  核家族  仮性認知症(痴呆)  片麻痺(片まひ)  加齢  看護師  関節リウマチ  きざみ食  義肢  義肢装具士  ギャッチベッド  QOL  虚弱高齢者  居宅介護サービス費  居宅介護支援  居宅介護支援事業者  居宅介護住宅改修費  居宅介護福祉用具購入費  居宅サービス計画  居宅サービス事業者  居宅療養管理指導  緊急通報装置給付貸与事業  グループホーム  車いす  ケアカンファレンス  ケア付マンション  ケアハウス  ケアプラン  ケアマネジャー  ケアマネジメント  経管栄養  軽費老人ホーム  ケースワーカー  健康型有料老人ホーム  言語聴覚士  見当識障害  高額介護サービス費  後期老年人口  高血圧症  膠原病  拘縮  高齢社会  高齢者虐待  「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定 建築物の建築の促進に関する法律」  高齢者世帯  高齢者総合相談センター  高齢者の居住の安定確保に関する法律  高齢者向け優良賃貸住宅  誤嚥  誤嚥性肺炎  国民生活センター  骨粗鬆症  ゴールドプラン21  コレクティブハウジング  さ 在宅医療  在宅介護  在宅介護支援センター  在宅酸素療法  在宅療養支援診療所  作業療法  作業療法士  施設サービス  施設サービス計画  市町村特別給付  失見当識  失語症  指定介護療養型医療施設  指定介護老人福祉施設  指定居宅介護支援事業者  シニア住宅  視能訓練士  社会福祉士  社会福祉主事  社会福祉法  社会保障  住宅型有料老人ホーム  巡回型ホームヘルプサービス  小規模生活単位型指定介護老人福祉施設  食事介護  褥瘡  ショートステイ  初老期認知症(痴呆)  シルバーハウジング  心筋梗塞  人口肛門  人工透析  寝食分離  心臓ペースメーカー  心不全  生活支援ハウス  生活保護  清拭  成年後見制度  政府管掌健康保険  世界保健機関  切迫性尿失禁  せん妄  前立腺肥大症  足浴  ソーシャルワーカー  措置制度  た 第一種社会福祉事業  第二種社会福祉事業  ターミナルケア  短期入所生活介護  短期入所療養介護  地域型支援センター  地域ケア会議  地域包括支援センター  痴呆  チームケア  中心静脈栄養  通所介護  通所リハビリテーション  痛風  デイケア  デイサービス  電動車いす  糖尿病  動脈硬化症  特定施設入居者生活介護  特別養護老人ホーム  な ナイト・ケア  日常生活動作  日常生活用具給付等事業  入浴介助  尿失禁  認知症(痴呆)  認知症高齢者  認知症高齢者グループホーム  認知症対応型共同生活介護  寝たきり老人  脳血管障害  脳血管性認知症(痴呆)  脳梗塞  脳出血  ノーマライゼーション  は 徘徊  徘徊感知機器  配食サービス  廃用症候群  8020運動  バリアフリー  日和見感染症  腹圧性尿失禁  福祉事務所  福祉人材センター  福祉用具  平均寿命  訪問介護  訪問看護  訪問入浴介護  訪問リハビリテーション  保健所  歩行器  ホスピス  補装具  ホームヘルパー  ボランティア  ま まだら認知症(痴呆)  ミキサー食  民間介護保険  や 有料老人ホーム  有料老人ホーム協会  ユニットケア  ユニバーサルデザイン  要介護状態  要介護度  要介護認定  要支援状態  予防給付  ら 理学療法  理学療法士  リバースモーゲージ  リハビリテーション  留置カテーテル  流動食  寮母  療養病床  老化  老人クラブ  老人性白内障  老人性認知症疾患療養病棟  老人福祉施設  老人福祉センター  老人福祉法  老人ホーム 

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