HOME >> 老人ホーム裏事情 >> 老人ホーム、ヘルパーさんの告白



明朗会計の葬儀社を見つけた



有料老人ホームの様々な苦情



途中退所による入居金の返還について電話で聞いてみた



ベストライフがボランティア・スタッフを募集してます。 話し相手など誰でもできます。 このポイント制はまじすごい、必見!



特別養護老人ホームとは?





2007年09月20日

老人ホーム、ヘルパーさんの告白

私は、6年程前に田中とめさんという方の受け入れに立ち会いました。受け入れとは、その方が老人ホームに入所される日に連れてこられた家族の話を聞き、その方の施設での生活がスムーズになるように配慮することです。

とめさんのご家族は、とめさんを連れて来られた時、とても疲れてみえました。介護疲れで憔悴している息子さんとお嫁さんに比べてとめさんは、元気でした。「お願いします」と言うと「こちらこそお願いします」と挨拶されました。

でも、入所されるとすぐに本領を発揮されました。とても感情の起伏の激しい方でちょっとしたことでとめさんの逆鱗に触れ、怒らせてしまうのです。他の入所者も「あの頃のとめさんは、恐くてとても近づけなかった」と6年前のことをいまだに言われています。暴言だけではなく、暴力行為もひどく職員は、つねられたり、叩かれたり、蹴りまでとんできたこともあります。

とめさんは、入所前から精神科とのつきあいは、長いものがありました。とめさんは、認知症ではありませんでしたが、精神的な病気をもっていました。季節によって病気の度合いはかわり、いつも6月がひどかったです。木の芽時におかしくなるって本当なんだって実感しました。安定剤の量を精神科や家族と相談しつつ、試行錯誤の日々でした。

とめさんに限らず、職員が常に悩むのは、安定剤の使用です。安定剤を使用すると激しい感情の起伏は、多少抑えることができるのですが、生活レベルも下がっていくのです。多少でも、歩けた人が歩けなくなったり、感情の抑制だけでなく、行動の抑制もされるのです。とめさんは、自分で行動する時は、床を這っていました。しかし、薬を使用することによってたくさんの距離を這うことができなくなりました。これが本人の望む生活だろうか、もっと別の方法があるのではないかとみんなで随分、悩みました.。

そんなとめさんも少しずつ体の衰えがきて、生活全てが全介助になりました。晩年は、とめさんが食事をどれだけ食べてくれるかというところにとめさんの介護の焦点になっていました。今日は、口を開けてくれた。味噌汁が好きだから最初の一口を味噌汁にすると割合食べていただけるみたい。魚は、嫌いだから魚だけで食べていただかないようにしようなど、そんな試行錯誤を繰り返していました。ターミナル希望の方でしたから、食べられなくなっても胃ろうは、造設せず、自然のままでというのが家族の希望でした。

死期は、突然やってきました。痙攣が起こり、熱が出、意識がなくなったのです。私の夜勤中、夕食時は、特に変わりなかったのですが、21時くらいに呼吸状態がおかしくなり、浅い呼吸、深い呼吸を繰り返すようになったのです。

医師に往診していただくと「危険な状態」とのこと。家族も22時くらいには、みえました。そして家族が見守る中、24時に亡くなりました。3月12日に85歳の誕生日を迎えられたばかりでした。

受け入れ時も終末も立会い、とめさんには縁があったんだなととても感じています。とめさんには、本当にいろいろな思いをし、勉強になることが多かったです。

私も働き始めた時は、夜勤に入る時に危険な状態の入所者がいると、気持ちが暗くなりましたが、今は、そんな状態の入所者を少しでも楽な状態で過ごしていただけるよう、頑張ろうっていう気持ちになります。そういう点では、少しは成長しているのかもしれません。

HOMEへ | 次のエントリーへ »

          

【老人ホーム裏事情カテゴリーの関連記事】

有料老人ホームのクレーム、現場の実情告白
ボケ老人・痴呆患者、介護施設からの実態報告
虐待、老人ホームでの暴力・ケンカ・性的虐待
介護ヘルパーさんへの嫌がらせ、激務、いじめ体験談
疥癬と有料老人ホーム
経管胃ろう
集団感染、嘔吐と下痢
ショートスティ、デイサービス
高齢者のお化粧、口紅
認知症と帰宅願望
デイサービスとデイケア
高齢者の有料老人ホーム・特養・施設内恋愛について
リハビリの成果、自分で服の着脱ができるようになった
1人で生きていくための介護、ヨーロッパに学ぶ
自宅外泊から戻ると、スプーンを自分で持とうとしなくなってしまった
帰宅願望、痴呆気味・50年前の実家に帰りたい
老人ホーム入居者が病院に入院すると・・・・売上激減
年末年始の老人ホーム事情、あまりに寂しい光景とは・・
演歌・歌謡曲・演歌・懐メロ・カラオケ・昭和・ムード歌謡、歌手・ アーティスト一覧
脳梗塞の入居者
スタッフを困らせるR老人
お墓つき老人ホーム? まじですか?
老人ホーム、ヘルパーさんの告白


投稿者: 日時: 2007年09月20日 14:17 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

老人ホーム、ヘルパーさんの告白を最後までお読下さいましてありがとうございます。
用語解説

・ショートステイ
介護を行う家族が休養、病気などで一時的に介護が困難になった場合に、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどで一週間程度預かってもらい、介護の負担を軽くすることを目的にしたもの。
・通所介護
一般的に「デイサービス」と呼ばれ、在宅で介護を受けている人が、日帰りで施設サービスを利用すること。行き帰りの送迎や食事、入浴、レクレーションや機能訓練を受けることもできる
・特別養護老人ホーム
「介護老人福祉施設」とも呼ばれ常に介護を必要とする要介護度1以上の人が入所する施設。かかる費用としては平均月5万4000円と安価だが、入所待ち期間が2~3年で主に相部屋(現在は個室化が進んでいる)での入所生活を送ることになる。
・認知症
一度獲得した知能が、後天的に脳や身体疾患を原因として慢性的に低下をきたした状態で、社会生活、家庭生活に影響を及ぼす状態と定義されている。認知症をきたす疾患としては、アルツハイマー型が40数パーセントと最も多く、これに脳血管性型が30数パーセントで、この二つをあわせて、認知症の80% を占めている。認知症の約10%に、ホルモン異常やうつ病、中毒、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫といった早期に治療すれば治る可能性のある可逆性のものが含まれている。以前は痴呆症と呼ばれていた。

あ 悪性関節リウマチ  悪性腫瘍  アクティブ80ヘルスプラン  アセスメント  アニマル・セラピー  アルツハイマー型老年認知症(痴呆)  安楽死  医学的リハビリテーション  育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律  移送サービス  遺族年金  一級ホームヘルパー  一般型特定施設入居者生活介護  医療費  医療保険制度  インフォームド・コンセント  うつ病  運動療法  エアマット  NPO  MRSA  嚥下障害  音楽療法  オンブズマン制度  か 介護給付  介護記録  介護サービス計画  介護支援専門員  介護実習・普及センター  介護付有料老人ホーム(一般型)  介護付有料老人ホーム(外部サービス利用型)  介護認定審査会  介護福祉士  介助扶助  介護報酬  介護保険  介護保険施設  介護保険の第1号被保険者  介護保険の第2号被保険者  介護保険法  介護保険法の改正  介護予防  介護予防サービス  介護療養型医療施設  介護老人保健施設  介護老人福祉施設  疥癬  改訂長谷川式簡易知能評価スケール  外部サービス利用型特定施設入居者生活介護  かかりつけ医  核家族  仮性認知症(痴呆)  片麻痺(片まひ)  加齢  看護師  関節リウマチ  きざみ食  義肢  義肢装具士  ギャッチベッド  QOL  虚弱高齢者  居宅介護サービス費  居宅介護支援  居宅介護支援事業者  居宅介護住宅改修費  居宅介護福祉用具購入費  居宅サービス計画  居宅サービス事業者  居宅療養管理指導  緊急通報装置給付貸与事業  グループホーム  車いす  ケアカンファレンス  ケア付マンション  ケアハウス  ケアプラン  ケアマネジャー  ケアマネジメント  経管栄養  軽費老人ホーム  ケースワーカー  健康型有料老人ホーム  言語聴覚士  見当識障害  高額介護サービス費  後期老年人口  高血圧症  膠原病  拘縮  高齢社会  高齢者虐待  「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定 建築物の建築の促進に関する法律」  高齢者世帯  高齢者総合相談センター  高齢者の居住の安定確保に関する法律  高齢者向け優良賃貸住宅  誤嚥  誤嚥性肺炎  国民生活センター  骨粗鬆症  ゴールドプラン21  コレクティブハウジング  さ 在宅医療  在宅介護  在宅介護支援センター  在宅酸素療法  在宅療養支援診療所  作業療法  作業療法士  施設サービス  施設サービス計画  市町村特別給付  失見当識  失語症  指定介護療養型医療施設  指定介護老人福祉施設  指定居宅介護支援事業者  シニア住宅  視能訓練士  社会福祉士  社会福祉主事  社会福祉法  社会保障  住宅型有料老人ホーム  巡回型ホームヘルプサービス  小規模生活単位型指定介護老人福祉施設  食事介護  褥瘡  ショートステイ  初老期認知症(痴呆)  シルバーハウジング  心筋梗塞  人口肛門  人工透析  寝食分離  心臓ペースメーカー  心不全  生活支援ハウス  生活保護  清拭  成年後見制度  政府管掌健康保険  世界保健機関  切迫性尿失禁  せん妄  前立腺肥大症  足浴  ソーシャルワーカー  措置制度  た 第一種社会福祉事業  第二種社会福祉事業  ターミナルケア  短期入所生活介護  短期入所療養介護  地域型支援センター  地域ケア会議  地域包括支援センター  痴呆  チームケア  中心静脈栄養  通所介護  通所リハビリテーション  痛風  デイケア  デイサービス  電動車いす  糖尿病  動脈硬化症  特定施設入居者生活介護  特別養護老人ホーム  な ナイト・ケア  日常生活動作  日常生活用具給付等事業  入浴介助  尿失禁  認知症(痴呆)  認知症高齢者  認知症高齢者グループホーム  認知症対応型共同生活介護  寝たきり老人  脳血管障害  脳血管性認知症(痴呆)  脳梗塞  脳出血  ノーマライゼーション  は 徘徊  徘徊感知機器  配食サービス  廃用症候群  8020運動  バリアフリー  日和見感染症  腹圧性尿失禁  福祉事務所  福祉人材センター  福祉用具  平均寿命  訪問介護  訪問看護  訪問入浴介護  訪問リハビリテーション  保健所  歩行器  ホスピス  補装具  ホームヘルパー  ボランティア  ま まだら認知症(痴呆)  ミキサー食  民間介護保険  や 有料老人ホーム  有料老人ホーム協会  ユニットケア  ユニバーサルデザイン  要介護状態  要介護度  要介護認定  要支援状態  予防給付  ら 理学療法  理学療法士  リバースモーゲージ  リハビリテーション  留置カテーテル  流動食  寮母  療養病床  老化  老人クラブ  老人性白内障  老人性認知症疾患療養病棟  老人福祉施設  老人福祉センター  老人福祉法  老人ホーム 

このエントリーを友達に紹介する!

友達のメールアドレス:

あなたのメールアドレス:

メッセージ(オプション):

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)